『アンメット ある脳外科医の日記』第九話と医療機器

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『アンメット ある脳外科医の日記』第九話と医療機器

医療ドラマの追いかけ、第7弾!
今回もアンメットを、医療特専隊の目線で見ていきたいと思います!

今週は第九話「記憶障害の本当の原因は…」です!
綾野先生と麻衣さんの婚約よかったですね!!

今回の内容、手術シーンもなく、医療機器は出てきません!(笑)
ドラマの内容に集中しろ!とお叱りを頂きそうですが、
職業病ですので、申し訳ございません。。。

さて、その中でも注目の医療機器が、会話の中で登場します!

ITB療法と超精細7テスラMRI です!

ITB療法
今回、初めて知りました!
intrathecal baclofen therapy バクロフェン髄注療法といい、
脊髄へ筋弛緩剤であるバクロフェンを注入する治療です。
DBS(脳深部刺激療法)やSCS(脊髄刺激療法)などは、知っていましたが、
こういった注入用の医療機器もあるんですね!

ITB療法の製品は、製薬メーカーの第一三共株式会社から発売されており、
ポンプはメドトロニック社製でした。

(Xでもバズってましたが、池脇千鶴さんと一目ではわからなかった・・・)

超精細7テスラMRI
ほぼ普及していないという超高磁場のMRI。研究用に使われることが多いようですね。
調べてみると、国内でも数える程度の施設でした導入されておりませんでした!

 高磁場MRI

MRIはMagnetic Resonance Imagingの略で、磁気共鳴画像法と訳される。高い磁場の中で体内の水に特定の周波数の電磁波(FM電波)を与えて、共鳴により得られた信号をコンピュータにより画像化する手法です。国内では6千台以上が稼働するなど、非侵襲的に生体の断層画像を取得する方法として、診断を中心に広く臨床現場で使用されています。
通常の医療では磁場の強さが3テスラ以下のMRIが使用されます。MRIは、高い磁場ほど強い信号を検出できるので、小さな個体を対象とする本研究では、7テスラMRIが使用されました。使用されたMRIでは50ミクロンの解像度で生体の断層画像を得ることができます。ヒト用の7テスラMRIも研究用に世界で50台以上稼動しており、米国で脳診断用に臨床認可を得るための申請がなされています。本研究で得られた結果は、3テスラ以下の臨床装置でも再現が可能ですが、解像度は低下します。

加えて、「ノーマンズランド」!
人間がメスを入れてはならない場所という、脳の最深部ですね!
神の手を持つ脳外科医なら、アプローチ出来る領域でしょうか。

そして最後、三瓶先生の後ろには、
4月に合併した日本メディカルネクストのロゴが入った段ボールが!

という訳で、今週も後追いしましたが、
医療機器が注目されるシーンは少なかったですね。
来週はミヤビ先生が手術されるのでしょうか?
そうすると、特殊な医療機器の登場するかも?
期待したいと思います!

今回のブログは、ここまで!
また、次回!