医療機器業界への転職を考えている方の中には、「どんな企業があるの？」「外資系ってどうなの？」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、外資系医療機器企業の中でも世界トップクラスの3社をご紹介しつつ、この業界の魅力にも触れていきたいと思います。

世界最大の医療機器メーカー

アイルランドに本社を構えるメドトロニックは、心疾患や脊椎、糖尿病、神経系の分野を中心に幅広い製品を展開しています。
特にペースメーカーや除細動器など、心疾患治療のデバイスでは圧倒的なシェアを誇ります。最近では手術支援ロボット（Hugo）などにも注力しており、常に最先端の医療技術を追求する姿勢が特徴です。

日本でも長年の歴史があり、営業や臨床サポートのポジションで多くの人材を受け入れています。

総合力とブランド力が強み

「J&J」と聞くと化粧品や日用品のイメージがあるかもしれませんが、医療機器部門（旧エチコン、デピューシンセス等）は外科手術や整形外科の分野で圧倒的な存在感を放っています。

特に、外科手術支援器具（縫合・切開・内視鏡など）では日本の手術室でも定番の製品が多数。製品教育やサージカルサポートの体制も整っており、「医師と対等に話す営業」を目指すには最適な環境です。

循環器・内視鏡・泌尿器などの介入領域に強み

インターベンション（カテーテル治療など）の分野で世界的な評価を得ている企業です。ステントやバルーンカテーテルといった循環器系の製品はもちろん、消化器や泌尿器領域でも革新的なデバイスを多数展開しています。

国内でも循環器・泌尿器・消化器の分野で非常に強く、日々の症例同行や製品トレーニングを通じて医師と深い関係を築けるのが魅力。医療の「現場感」を感じたい方にはうってつけの企業です。

外資系の医療機器企業は、製品力・教育体制・キャリアの選択肢が非常に充実しています。もちろん、求められる知識や対応力は高いですが、その分やりがいも大きい業界です。

「医師や医療現場に近い仕事がしたい」「社会貢献度が高い仕事に就きたい」「グローバルな環境で働いてみたい」
――そんな想いを持っている方には、医療機器業界、特に外資系は非常におすすめです。