実際、未経験からチャレンジした人たちも、面接ではかなり具体的な質問を受けています。

今回は、医療機器業界に未経験で転職した方々が「ほぼ必ず聞かれた」と話す質問を３つご紹介します。
事前に準備しておけば、面接での印象アップにつながります。

未経験者に対して企業が最も気にするのは、「なぜこの業界を選んだのか？」という動機です。
この質問では、「医療」や「機器」への興味だけでなく、その中で「なぜ営業なのか」「なぜこの会社なのか」まで掘り下げて聞かれることが多いです。

ポイント：

・「人の命に関わる仕事に関心がある」という抽象的な動機だけでなく、具体的なきっかけや背景を伝える

・業界研究をしたうえで、仕事内容をきちんと理解していることを示す

・企業の製品や特色に触れると説得力が増す

「未経験だから不利かも…」と感じる方も多いですが、企業側は“異業種で培った強み”に期待しているケースも多々あります。

この質問では、前職でのスキルや経験が、医療機器業界でどう応用できるかを説明する必要があります。

例：

・法人営業での新規開拓経験 → 医師や病院との関係構築に応用可能

・商材説明に慣れている → 専門知識を習得すれば製品プレゼンにも対応できる

・数字へのコミット力 → 売上・シェア獲得への意識としてアピール

医療機器は“売れれば終わり”の業界ではありません。医師・看護師・臨床工学技士など医療従事者との信頼関係が重要です。

そのため、現場の状況やルール、医療業界特有の商習慣についてある程度の理解があるか、という点もチェックされます。

答え方のヒント：

・業界研究をしていること（例：医療機器は入札や代理店制度が多いなど）

・現場でのニーズを把握して学ぶ意欲があること

・「知識はまだ浅いが、継続的に学びたい」という姿勢を素直に伝えるのも有効です

未経験だからこそ、「準備の質」で差がつく
医療機器業界は専門性が高い分、企業側も「本気度」や「継続力」を重視します。
今回紹介した３つの質問にしっかり準備しておくだけでも、他の候補者と差をつけることができます。

実際に業界に入った人の多くが、「準備が自信につながった」と話しています。
未経験でも、誠実に学び、しっかり話せることが何よりの武器になります。